トップランナー 〜NONSTYLE 後編

エントリーNO4603のシールが貼られたノート(ネタ帳)
応急処置(08年)のネタがびっしりと。赤線が所々に引かれている

石田:赤線引かれたところがボケなんです
・大きくしたものがこちらに…フリップww
井上:これ日付がリアルなんですよ12/14M−1の一週間前なんです。いっち番この時がケンカしたときですね、こいつと
   結局ネタを書いてる側はこっち(石田)なんですけどボケいっぱいあって僕としては「あまり変えるな」と
   いいものが悪くなるから、ってので言うんですけどコイツのなかでは「もっと良くできるんじゃないか」
石田:僕納得いかないんですよ、全然いつまでたっても。で、この赤い線引いたのはリズムなんですよね
   その赤いボケのところは笑いがおきるんで定期的に笑いはとりたいじゃないですか
   だからココなんか(他の箇所と比べるとほんの少し赤の間隔がある)少ないでしょ
   こういう所が不安になるんですよ。そこもう1個挟まれへんかな
・時間としては?
二人:5秒あるかないかですね
・赤字の51個とは
二人:ボケの数ですね(51個ってのはネタとしてはどういうモンなんですか)
石田:大分多いんじゃないですか
箭内:ある意味アスリートですね
石田:これはホント競技用の漫才ですね。娯楽用の漫才ではないです
井上:コレに関しては僕のセリフほっとんどないですからね

この漫才は競技用。

・(ツッコミ)と書いてますがセリフは考えてないんですか
石田:最初は考えてたんですけど考えても一緒やな、ってなって。どっちみちコイツが言いたいように言うし
   だからどうしても言って欲しいフレーズだけ書くようにしています
井上:それも僕言いませんしね、はぃ。(ツッコミのフレーズは井上さんが考えるんですね?)
   そうですね、僕ー考えるのは考えるんですがまず、これを渡された時にほとんど見ずにネタをするんですよ
   どんなボケがくるかもわからない状態で一回漫才をする。そこで出たナチュラルなツッコミってのは大事に
   したいんで。で、やって2回目からみる細かく。で、ある程度頭の中で覚えたなってなったら家帰って
   「パンッ」って覚えてるってことはそれだけそこがインパクトがあるし残ってるボケなんでそこは大事にしよ
   逆にあんまりでてこないとこってやっぱり薄かったりピンとこない部分だったりでもっとこうした方がいいんじゃ
   ないかってのは伝えたりとか。

「台本ナシで漫才」→「台本チェック」→「もう一度漫才」→「覚えているものがネタに!」
普段と喋り方が違う。時折口をイーっとして文章を組み立てながら話をしている印象。

ネタは石田さんが考えてらっしゃるということですが?
石田:基本的に常には考えているんですけれども何か映画をみにいってもその映画を題材にとか
   ご飯を食べにいってもご飯屋さんを題材にとか。コンビによっては二人で作るってのもあるんですけど僕は
   それができないんでもう一人でずっとこもって。井上やったらこうしゃべるやろ、と思いながら
(その間井上さんは合コンに行ってます!)合コン行ってんねんなってイライラしながら書くんです
箭内:二人の関係一言で表すとどういう関係
石田:社長(井上)と下請け(石田)ですw……ほんま頭おかしくなりそうでしたけどね
   「コイツネタ書けへんクセに何文句言ってんねん」ま、でもネタ書かへんからこそのお客さんだと思って
   一人目のお客さんやから僕のネタの…だからまぁまぁしょうがないかと思ってやっていましたけど

ここでM−1、2008の上沼先生の名セリフ「フリートークはあんまり面白くない」いじりw
箭内:今日ここまでお話伺ってきてちょっと意外だったのがノンスタイルはフリートークが苦手だと定評が
   ありましたけどでも、今日ちゃんと……wちゃんとっていうのもアレなんですけどかなりやってますよね今日
「今日はちゃんと」って言われた時の爆発的なお二人の笑顔がほんと素敵でしたー。
 
ここで今回特別に「おもしろフリートークコーナーを設けました!」石田さんの生き地獄w
目を皿にしてみていたらどうやらお茶がぶ飲みしておかわりもらってますねv
お話は先日DTDXでもお話された「ピュアな井上さん」のお話。一生懸命お話する石田さんをどっしり見守る
社長井上さん。トーク終わった途端お茶を飲んだのがほとんど喋ってない井上さんだったのがちと面白かったですw
 
前後編でまとめきれない文章力!!つか書き起しですけどねvというわけで番外編へと続きます!さーせんっ